偶然インスタでお見かけして、
”直接声が聞いてみたい”
と思ってしまったのです。
すぐにお話会の日程を調べて
行けそうな日を見つけ、
申し込んでみました。
わりとすぐに
”ありがとうございます”
というレスポンスがありました。
ここで初めて不安になる私。
勢いで申し込んでしまったけれど
大丈夫なんやろか。
普段インスタなどSNSの情報は
話半分で見ているし・・
気になる情報があっても
眉唾ものだと警戒している・・
メディアの人などのアカウントを
フォローしているけれど
本当に本人なのか半信半疑でいる・・
こんな衝動的なことしたのは初めてで。
SNSで知り合った人と出かける、とか
姪っ子たちはしてるらしいけど
正直”大丈夫なのかー!?”
と常に老婆心を抱いているプレ老婆なんです。
だってSNS上ではかわいいJKだったりしても
実際は髭面のおっさんかもしれないじゃん!
第一、どうやって特定するの?
渋谷のハチ公の鼻面の前で胸に赤いバラを差して
待つのか!? (古っっ)
でも、当日までには少し時間があって
正直その不安も忘れていたのです。
当日間際、また不安になりました。
楽しみな反面、ちょっと怖い・・・
行こうかやめようかギリギリまで迷いました。
怪しい寄付団体だったらどうしよう。
多額の寄付に同意するまで帰してもらえなかったら。
コワモテの人たちがずらっと並んでたら。
とりあえず行ってみようと決心して
google mapさんに案内してもらいながら
行ってみたけれど・・
目指す名前のビルはありません。
やっぱ怪しくない???
と思い、帰ろうか迷っていると
同じように付近をうろうろしている
若い女の子が一人・・・。
聞けば同じビルを探しているという。
ふたりでもう一度あたりを探すと
小さなプレートに目指すビルの名前を見つけました。
もう腹をくくるしかない!
私の方がはるかに年長さん(おばさん)だし。
会場に入ってみると・・
インスタで見たまんまの竹中さんがいました。
会場はほぼ満席。
私は最年長クラスだけれど、
制服姿の女の子もいれば、
お母さんと小学生くらいの子供もいます。
ほっと安心して席につきました。
”安心するのはまだ早いぞ!”
と心の中で警鐘を鳴らしながら。
”出口はあそこだけか・・・”
とこっそり確かめたりしながら。
まあ今思えば、失礼極まりないことでした。
時間があったんだから
もっとリサーチすれば不安は事前に解決できたはず。
竹中さんごめんなさい。
チキンなおばさんをお許しください。
お話会が始まると、
どんどん話に引き込まれてしまい、
夢中になってお話を聞いていました。
ゆるーいルックスで、時に関西弁をのぞかせながら
柔らかい話し方で、シビアな現実の話をする・・
娘や息子とほぼほぼ同年代の彼は、
強い信念と志を持って、まっすぐに、正直に、
生きている、そんな人でした。
私の知らないこと、目をつぶってきたことを
たくさん目の前に並べてくれました。
お話会のあいだ私の心の中は
”あぁ、私は今まで何を見て
何をしてきたんだろう”
って恥ずかしい気持ちになっていました。
自分の目の前にあることだけしか見ていなかったし、
目の前にあることを片付けるだけで
いっぱいいっぱいだった私。
この人はこんなに若いのに偉いなぁ
ステキな生き方だなぁ
この人のお父さんお母さんはどんな子育てを
してきたんだろう・・
この人の近くにいたら、今からでも
自分も何かできるんじゃないか?
なんて思わせてくれる人。
お話会のあとみんなで写真を撮って、
みなさんは個別に話をしたり、
ツーショットをお願いしたりしていて、
私も話してみたいとちょっと思ったけれど、
なんか今の気持ちを表す言葉が見つからなくて
やめました。
言葉にすると薄っぺらになってしまう気がして・・。
とにかく、
今日来てみてよかった!という気持ちを
噛みしめながら帰途につきました。
(寄付の強要なんてありませんでした。念の為。笑)